バングラデシュ人民共和国
People's Republic of Bangladesh
面積 14.4万km2 
人口 1億2,925万人、人口増加率:1.48%(2001年、バングラデシュ統計局)
首都 ダッカ
人種 ベンガル人が大部分を占める
言語 ベンガル語(国語)、成人識字率:48.7%(1998年、政府統計局)
宗教 イスラム教徒88.1%、ヒンズー教徒10.5%、仏教徒0.6%、キリスト教徒0.3%
主要産業 農業、縫製品・ニット製品産業、水産業、ジュート加工業
一人当りGNP 約389ドル
在日当該国人数 8,703人(2002年末現在登録者数)   すべて2004年外務省調べ

●1998年海外日本語教育機関調査結果(ジャパンファウンデーション調べ)
機関数集計円グラフ 教師数集計円グラフ 学習者数集計円グラフ
海外の日本語教育の状況について機関・教師・学習者を円グラフ化しました。
日本語教育の実施状況
●全体的状況
【沿革】
 1972年独立後、在バングラデシュ日本大使館内に日本語学校が設立された。(現在は民間の日本語教育機関として活動している。)また、1947〜48年、ダッカ大学に国際関係学科が設置されたのを機に外国語履修1年が必須とされ、日本語も1972年から開始。1974年より同大学内に別棟の言語研究所で4年コースの日本語科が設置。国立大学では他にも3大学で日本語教育が行われており、日本語学習熱は高い。現在では、日本関連機関(財団法人海外技術者研修協会AOTS、JICA等)でも実施されている。
★日本語教育略史へ【背景】
 日バ外交関係30周年を迎えた現在に至るまで、日本はバングラデシュの経済発展に寄与、最大の経済援助協力国として貢献をしてきており、友好関係がますます深まる中、日本への関心が増し、比例して留学を目的とする日本語学習希望者が増大している。
【特徴】
 高等教育機関、民間の語学学校で日本語教育が行われているが、ダッカ大学とダッカ日本語教室以外の講座は初級レベルである。中級レベル以上の日本語が教えられるベンガル人教師が不足していることがあげられる。
 日本留学を目的に日本語を学習する者が多い。
●最新動向
 日本語能力試験を2000年はダッカで受付のみ行い、インド・カルカタで実施。2001年よりダッカ大学で実施。2003年は93名の申し込み。
 日本語学習熱が高まり、学習希望者を多く受け入れている。
●教育段階別の状況
【初等・中等教育】
 日本語教育は行われていない。
【高等教育】
 ダッカ大学日本語科は4年間のコースで、コース修了時の到達レベルは中級程度。2003年度、同大学日本語科初年クラス受講希望者は定員(150名)を約250名と上回っているが、進級につれ受講者が大幅に減少する傾向にある。その他、3大学(ジャハンギルナガール、ラジシャヒ、クルナの各大学)では初級レベルの日本語教育が実施されている(1講座10〜20名)。
【学校教育以外】
 ダッカ日本語教室に2年間コース、日本アカデミーに1年間のコースがある。その他の教育機関でも初歩レベルの日本語教育が実施されている。主たる受講者は学生であるが、大学の講師やビジネスマンも参加している。


●教育制度
【教育制度】
 5-5-2制。
 初等教育は5年間(6歳〜10歳)、中等教育は5年間(11歳〜15歳)で、試験に合格すると中等教育修了証(S.S.C : Secondary School Certificate)を取得できる。
 その後、Collegeで2年間の教育を修了し、試験に合格した者が上級中等教育修了証(H.S.C:Higher Secondary Certificate)を取得できる。さらに、大学入試資格試験を経て、高等教育機関に進学できる。
 義務教育は初等教育の5年間。
【教育行政】
 バングラデシュ教育省の下、初等教育・中等教育のための中等教育管理局、高等教育のための国立大学管理局がある。また、イスラム教育を重んじるマドラサ局がある。
●言語事情
 ベンガル語が公用語。英語の教育レベルも高い。
●外国語教育
 ベンガル語を媒介とする学校では国立、私立共、英語、アラビア語(初歩レベル)を、英語を媒介とする学校(私立のみ)では幼稚部から英語を学ぶが、上級クラスになると選択科目の中に仏語、独語などがある。又、マドラサでは、アラビア語、英語を学ぶ。
外国語の中での日本語の人気
 高等教育レベルで日本語学習希望者はかなり多い。
大学入試での日本語の扱い
 大学入試での日本語の扱いはない。

学習環境
●教材
【初等・中等教育】
 日本語教育は実施されていない。
【高等教育】
 ダッカ大学:「新日本語の基礎I・II」、「基本漢字I・II」、「読解20のテーマ」、「絵入り日本語作文入門」、「文化中級日本語1」、「日本語作文1」、「日本語中級読解入門」
【学校教育以外】
 「新日本語の基礎I・II」、「みんなの日本語」、「日本語初歩」、「日本語の基礎」、「新しい日本語」
●マルチメディア・コンピュータ
 特になし。

●資格要件
【初等・中等教育】
 日本語教育は実施されていない。
【高等教育】
 日本語教師に特に資格は不要
【学校教育以外】
 日本語教師に特に資格は不要
日本語教師養成機関(プログラム)
 なし。
●日本語のネイティブ教師(日本人教師)の雇用状況とその役割
 ダッカ大学では現在、講師8名中、常勤日本人講師が1名、非常勤講師が2名在籍しており、初級から上級まで幅広く授業を受けもっている。ダッカ日本語教室では常勤日本人講師1名
●教師研修
 特に日本語教師対象の研修はない。
現職教師研修プログラム(一覧)
 なし。
日本語教師派遣情報
●独立行政法人国際協力機構(JICA)からの派遣
青年海外協力隊
大蔵省経済関係局      1名

日本語教育略史
1972年: ダッカ大学で日本語教育開始。
1972年: 在バングラデシュ日本大使館内に日本語学校設置。
1974年: ダッカ大学別棟の言語研究所内に4年間コースの日本語科設置。
1987年: 日本アカデミーで日本語コース開始。
1996年: ラジシャヒ大学内言語センターに日本語科設置。
1998年: ジャハンギルナガール大学内言語センターに6ヶ月コースの日本語科設置。
2000年: 日本語能力試験インド・カルカタにて実施。(受付はダッカにて)
2001年: 日本語能力試験ダッカにて実施。
2002年: 日本語能力試験ダッカにて実施。
2002年: クルナ大学内言語センターに日本語科設置。

学習目的
高等教育/学習の目的棒グラフ 学校教育以外の機関/学習の目的棒グラフ
学習の目的に対する上位5位を棒グラフ化しました。