現地人材募集・採用のポイント (ハローマレーシア2011年版 掲載当社記事) 

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@  採用前の事前準備

募集ポストのタイトル・職務・待遇・その他要件をできるだけ詳しく記した募集要項を作成した上で、新聞やインターネットサイトなどで自社求人を行なうか、人材紹介会社に求人依頼を行ない募集を開始します。一般的には、まず応募者のCV(職務経歴などのレジュメ)を提出させ、募集ポストの要件と応募者の資質とのマッチング度合いを見ながら書類選考を行ないます。CVに記されている年齢・学歴(基礎知識)・職歴(経験とスキル)・資格・言語能力や応募者の希望待遇などをチェックし、見込みがありそうな人物をリストアップし、面接インタビューの手配を行ないます。

A マレーシア人採用のポイント

職場のバランスや職務特性上、民族性(マレー系・中国系・インド系)や性別などの要望を明確にした方がいい場合もあります。日本語能力を求める場合は、会話だけで十分なのか、読み書きまで求めるのか、要求レベルの明確化が必要です。またジョブ・ホッパーは給与額しか頭にない者も多いため、志望動機をしっかり確認しましょう。応募がふるわない場合は、同業他社と比較して待遇が低すぎないか検証してみる必要もあります。採用決定した時点で応募者が就労中の場合は、現在の会社を退職できるまでのノーティス期間がある場合が多いので、入社可能日を本人に確認しましょう。応募者がオファーを受け入れたらすぐに、入社日・具体的職務・待遇・諸条件を明確化し、合意内容をアポイントメント・レター(採用契約書)にして、互いにサインを交し合います。また、レターの基となる就業規則が未整備の場合は、雇用法や労使関係法と整合したものを先に作成しておくことが必須です。

B 日本人現地採用のポイント

基本的にはAで書いたことに準じますが、日本人を現地採用するにあたっては、応募者が住居・車・保険・EPFなどのベネフィットについて尋ねてくる場合もあるので、支給基準を決めておきましょう。また、雇用企業にて就労ビザ(エンプロイメント・パス)を申請・取得する必要があります。2009年から移民局の規定が厳しくなり、原則「年齢27歳以上(IT関連職は23歳以上)・学歴大卒か短大以上・月額報酬額5000リンギ以上」の条件を満たす者だけにしか就労ビザ申請を受理しなくなっています。マレーシア内転職者の場合で、前職の契約期間途中に自己都合で退職している者は、クーリングピリオド(新規ビザ凍結期間)が発生している場合もあるので確認が必要です。なお、マレーシア人の配偶者がいる日本人はスパウス就労プログラムを適用できるため、就労ビザの取得は必要ありません。また同様に就労ビザを有する外国人の配偶者(駐在員の奥様など)に対してもビザ不要の就労許可が出るようになっています。

マレーシアでは、現地日系企業のローカライズ化とともに、長く根を張って活躍してくれる日本人現地採用者の求人が増加しています。選ばれて、期待される以上プレッシャーもあるけれど、それに勝るやりがい・達成感も味わえるというポジションがいろいろと存在します。いずれにしても、人材紹介会社を通しての求職活動では、求職者の方の金銭的な負担は一切ありませんので、自分自身でもアンテナを十分に張った上で、これらの人材紹介会社を上手に活用することが就・転職成功への第一歩です。

C 就労ビザの申請・取得に関しての補足

その他、業種ごとの管轄省庁が規定する払込資本金額や株主構成などにより、その法人の就労ビザ取得数が制限される場合もありますので、取得可能枠を把握しておきましょう。ビザ申請〜取得には、第1ステージ(法人の外国人雇用可否の審査)→第2ステージ(雇用された外国人の資格審査)という2段階を経て承認がおります。迅速な就労ビザ取得のためにも、必要な提出書類を漏れのないように双方で用意しましょう。日本人現地採用が初めてだという場合は、人材紹介会社やビジネスコンサルティング会社などでアドバイスしてくれる場合もあるので問い合わせてみましょう。

■参考サイト

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